フランス語はよくわからない。そもそも英語すらまともにわからないのに、それ以外の外国語に通ずるはずがありません。
フランス語の歌は、当然歌詞の内容はわからないので、雰囲気だけで好き嫌いを判断するしかないので、あまり突っ込んで聴き込んだことはあまりないのです。
それでも、いくつかは心に残るものはあるわけで、ジョルジュ・ムスタキの「私の孤独(Ma Solitude)」もその一つ。
1974年だったようですが、テレビ・ドラマの主題歌に使われて知ることになりました。ドラマそのものについては、まったく記憶に残っていませんが、この曲だけはすごく好きになり、いまだに忘れていません。
ムスタキはもともと、エディット・ピアフの恋人で、彼女のために曲を作って名が知られるようになったギリシャ系のフランス人。30代なかばに、自分でもデヴューしたので、かなりの遅咲き。
日本では、やはりドラマに使われたことで有名になりました。声を張り上げるわけではなく、淡々と人生を歌う感じなのでしょうか。
訳を読むと、「孤独」というのは女性のことらしい。孤独からいろいろいな人生を学び、孤独がいつも一緒だから、独りぼっちではない、というような内容。う~ん、哲学的というか思索的というか、奥が深そうな歌詞です。