2018年3月6日火曜日

無花果


イチジクです。

イチジクは桑の仲間ですが、けっこうキャラの濃い植物です。イチジクの実というと、食用にされて多くはこんな乾燥させたドライフルーツとして利用されます。

イチジクは整腸作用があり、便秘にいい。ですから浣腸の代名詞みたいな「イチジク浣腸」という製品があるし、容器も実の形に似せてある。

イチジクの実は、あまり厚くない果肉に包まれて、細かい粒々が中にたくさん詰まっているんですが、実はこの表現は間違い。

イチジクの花は内向きに咲くそうで、そのあと固い皮に包まれた痩果(ソウカ)という実をつけます。それが中の粒。ですから、普通に実と思っているのは、実の集合体。

一見、花を咲かせずに実をつける・・・というところから無花果(むかか)と書いてイチジクと読むわけです。