2026年2月26日木曜日

リタイア


センター南こどもクリニックが3月末で閉院します。

自分のクリニックは、センター南駅前のロータリーに面したベルヴィル茅ケ崎というビルの中にあります。いわゆる医療モールとしては、センター南では初めて登場したのですが、それは2005年のことで、もう20年が経ちました。

最初に開院したのが、センター南こどもクリニックと泌尿器科の木村泌尿器皮膚科で、半年ほど遅れてアキコ・ルミエール眼科とうちが開院しました。少し遅れてただ内科、そしていなば耳鼻咽喉科がはいって医療モールとして成立したわけです。どこも院長一人が診療にあたっているわけですが、センター南こどもクリニックの院長がこの中では一番年上です。

20年という時間は、確かに短くはありません。赤ちゃんだった患者さんが、成人して受診することもあり、そのような瞬間には嬉しくもありますが、自分はそれだけ年を取ったということも実感することになります。

医者には定年が無いのでいいですね、と言われることがあります。確かにそうなんですが、定年が無いことが逆に困るというのもあるんです。自分が患者さんだったら、出てきた医師がよぼよぼのおじいさんだったら、大丈夫だろうかとちょっと躊躇するだろうと思います。

定年が決まっていれば、よし! そこまで頑張るぞ、という気になりますが、定年が無いといつまで頑張ればいいのか・・・ちょっと不安にもなってくる。車椅子の患者さんが来ると、レントゲン台に移すのも、だんだんしんどくなってきました。

もちろん、今のところあと5年、いやあと10年は何とかなるかもしれない。確固たる根拠があるわけではありませんが、まだまだ全然大丈夫というような気持ちで昨日も、今日も、そして明日も診療を続けるしかないんですよね。

ただ、医療モールの仲間の一人が抜けてしまうというのは、正直、ちょっとショック。いつのことになるかわかりませんが、必ず終わりは来るということを、正面から突き付けられたような感じです。飛ぶ鳥跡を濁さず、と言いますが、その時は患者さんや近辺の他のクリニックに迷惑がかからないように、しっかりと準備をしないといけないと思わされました。