2021年9月10日金曜日

ロボコップ3 (1993)

2匹いないドジョウなのに、3匹目がいるわけはなく、それを実践したような映画です。監督はフレッド・デッカーという人なんですが詳細は不明。ナンシー・アレンは再登場しますが、主役のでピーター・ウェラーに代わってロボコップを演じるのはロバート・ジョン・バークです。


デトロイト市を実質的に牛耳っているオムニ社は、日本のカネミツ社に買収されてしまいましたが、それでも相変わらずデルタシティを実現しようと、リハッブと呼ばれる情け容赦ない特殊部隊によって立ち退きを拒否する住民を強制排除していました。

そして、ロボコップをリハッブに入れるため、メンテナンスを担当しているマリー・ラザラス博士に人間らしい判断をしないように神経遮断回路を組み込むよう命じます。ラザラスは、ロボコップを人間として認めているので、回路は破棄しました。

ロボコップと相棒のアン・ルイスは、立ち退きを拒否する過激な市民グループのアジトである教会に向かいますが、そこへリハッブも到着し、隊長のマグダゲットは立ちはだかったルイスを射殺します。損傷したロボコップは、ルイスの殺害犯として追われる立場になり、市民グループに匿われます。

ラザラスを連れ出しオムニ社な抵抗しないというプログラムを消去して修復されたロボコップは、ルイスの仇を討つためにリハッブ隊を襲撃しますが、隊長には逃げられてしまいます。カネミツ社はオオトモと呼ばれるサイボーグを投入し、立ち退き推進とロボコップの処分させようとします。

マグダゲットは警察官に立ち退きに加わるように命令しますが、全員でバッジを捨てて市民の側につくのでした。ロボコップの活躍もあり、市民と警察官らはリハッブに勝利し、ロボコップはオムニ社の最上階で、マグダゲットと2体のオオトモと対決するのでした。

・・・って、もう、何だか支離滅裂な感じで、B級アクションとして見ても、かなり展開が雑。最後は、ロボコップがジェットエンジンを背負って空を飛び回るとなると、もう何でもありのようです。特撮も前作より粗くて、この時代としてはかなり貧弱。

さすがに、ここまで来ると、さらなる続編は作ろうと思わないでしょうね。