2007年10月19日金曜日

若く見えればいいというものではない

「先生、若いですね」という誉め?言葉がありますよね。
今日、ある人に言われました。今までにも、よく言われました。これは、ほんと、心底「若く見える」ということを自慢しているわけではなく、正直困惑している、あるいはがっかりしている、というのが本音です(Dr.Mに怒られるかもしれませんが)。

もう50歳はすぐそこ。人生の半分は確実に過ぎているわけで、年齢並みの重みというものがありますよね。年以上に年寄りに見られる必要はありませんが、年相応に見られることは、まがりなりにも「院長」という立場である以上必要なことだと思います。40歳前の患者さんと話していて、明らかに年下に向かって話しているようなときは、けっこうへこむもんです。医者と患者は対等と考える自分としては、上に立つ必要はありませんが、かといって下になることもないと思っています。まぁ、フランク(古い表現!!)に話せる雰囲気作りとしいう点では成功しているのかもしれませんが・・・

でも、医者はけっこう世間知らずなのか、「若い」人が多い職種かもしれません。ただし、肉体は確実に衰えているのはまちがいがありません。また、精神も年をとっています。外見と肉体と精神のバランスを完全に一致させるということは難しいし、必ずしもそれがいいとはいえません。医者は、そういう意味では、自分そのものが商品ですから、外見はいいにこしたことがないのかも。

なんか、何がいいのか、またまたわからなくなってしまう今日この頃なのでした。