横浜市社会福祉協議会が運営しているケアプラザというのがありまして、地域の介護福祉事業の中心的役割をになうものです。自分は、その中の都筑区葛が谷ケアプラザの協力医を昨年の6月からやっているのですが、これは横浜市から医師会に依頼が来て、選出(推薦)されて決まります。普段は毎週顔を出して、利用者さんや職員の方々からの相談を受けるのが仕事ですが、そんなに多くの相談があるわけではありません。
昨日は横浜新緑総合病院での外来の後に、区内の介護事業者を集めての整形外科関係の病気の研修会に招かれて、2時間ほど講義をしてきました。今までで、一番仕事らしい仕事だったのですが、いつも思うのは、医者よりも皆さんが積極的に話を聞いてくれるということです。
それはともかく、最初に20問の◯×テストをやってみました。老年医学といわれていることと、運動期の代表的な老化に伴う項目の文章を出してみたのですが、たぶん平均点は70点くらいでしょうか。50点以下はいませんでした。やはり、それなりに皆さんしっかりと勉強されているわけで、少なくとも都筑区のレベルはけっこう高いと思います。
これには、区ができたときからある医師会が関係しているケアネットつづきという連絡会が果たしている役割も大きいと思います。人口の若い地域ですが、だからこそ高齢者のことをしっかり考えることができるのでしょうし、住民は数十年後には、現状よりもさらに厳しい高齢化社会の中にいることになるはずですから、今からしっかりとして基盤ができあがっていくことは大変重要だと思います。
← この記事が気に入ったらclickをお願いします