2008年2月22日金曜日

Let's 医師会 2月

今日は医師会の理事会でした。あざみ野棒屋先生も村長もちゃんと出席!!

4月から始まる特定健診の話題や診療報酬の改定の話、さらには医師会の予算案の話など盛りだくさんで3時間超の会議はさすがに疲れました。とはいっても、自分はほとんど聞いているだけですけど、会長ともなるとしゃべることも多いし、そのための事前に出席している会議の数といったら大変な物でしょうから、本当にご苦労様です。

自分もだいぶ医師会にもなじんできて、他の先生方ともお話をすることができるようになってきました。なかなか頑固な寝たきりのおばあちゃんの往診を頼まれたり、以前より一緒に往診で診させていただいている患者さんの打ち合わせをしたり、他にも他愛のない雑談をすることができます。

今日は、アマチュアボクサーの件で相談を一ついただきました。そのボクサーは手首が腫れていて痛いのですが、注射で何とかして試合に出れるようにならないかということなんです。

局所麻酔薬の注射をすれば痛みを消して試合ができるかもしれません。ステロイドを注射すれば、たいていの腫れは引くかもしれません。その上でガチガチにテーピングして出ることは出たとして・・・さて結果は?

試合後にはもっと腫れて痛みも強くなるでしょうね。ドーピングが関係する試合では失格。もしも骨折とか靱帯損傷があってのことなら、確実に悪くするでしょう。何にしても、全力で殴り合いはできないと思いますので、まず試合には勝てない。そう簡単には根性ドラマのような結末にはなりません。

結局、人生の中でその一つの試合がどれだけの価値があるかということなんでしょうね。最悪の場合手が使えなくなる(大袈裟かもしれませんが・・・)ことと引き替えに、一生の思い出にする価値があるならお手伝いできますけど、少なくともアマチュアにはそこまで賭けるものではないでしょう。

これはこども達のスポーツにも通じる話で、長くしっかりとスポーツをやりたいなら、しっかりとケガを直すことが本当に大切です。ケガをちゃんと直せない人は名選手にはなれません、まちがいなく。

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