Freeというロックバンドは、はっきり言ってB級です。でもPual Rodgersのようなvocalがいて、今でもQueen再結成に参加したりするもんですから、何となく忘れられることもなくマニアの心をくすぐるわけです。
音のメインはポール・コゾフのへたうまギター。たぶん下手。早引きできない・・・たぶん。でも時々「うぃーん、ウンウン」とぼそぼそ弾いているところが、うまいような錯覚を出している。オリジナルメンバーでは"At Last"が一番有名だけど、一度解散したあとの1973年に出たこのアルバムが印象深い。
まずベースに山内テツさんという日本人が参加していること。それと1曲目の"Wishing Well"がコゾフがいなくなって、アメリカ受けを狙ってポップなリフの分かりやすい曲になったこと。ここではギターはポール・ロジャースしかいないわけで、コゾフっぽくさらに下手なギターを弾いているのが笑えます。
"Heartbreaker"ではゲスト参加のコゾフがうぃ~んと弾いています。この曲名は当時は、Grand Funk Railroad や Led Zeppelin にもあったし、Pat Beneterのヒット曲、さらにマライア・キャリーまで。自分的にはFreeのものが最初にぴーんときたもんです。
テツは初めて外国で認められたロック・ミュージシャンでしたが、どうしたのかなぁ。masaさん、消息知ってる?最近はout takeが追加になったCDがあってマニアはさらに喜ぶというわけ。このアルバムはそんなわけで、シスアド・ベーシストのmasaさんにおねだりしていただきました。ありがとうございます。
それにしても Free にしても Heartbreaker にしても、普通すぎてGoogleとかで最も検索しにくい単語ですなぁ。
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