年末年始臨時休診のお知らせ

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2009年1月2日金曜日

Baroque Masterpieces

クラシック音楽というのは、だいたい6世紀頃から主にヨーロッパの教会や宮廷で始まり現代に至るわけです。特に、17世紀からのバロック音楽は18世紀前半のJ.S.バッハの活躍で一区切り。

それからハイドン、モーツァルトの活躍で貴族も楽しめる娯楽音楽的な発展をして、ベートーヴェンで芸術的にも完成した古典派が19世紀前半まで。

続いてブラームス、シューベルト、シューマン、ショパン、ワグナーといったロマン派が出てきて、マーラーやブルックナーが活躍する20世紀初頭まで主流になりました。

またチャイコフスキーなどの東欧圏、あるいはサンサーンスなどのフランス圏などの国民楽派も台頭してきます。20世紀には、シェーンベルクのような不協和音を多用する作曲家も登場します。ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチなどが最後のロマン派となるんでしょうか。

まぁ、そんな付け焼き刃的な講釈をしても、すぐに底がわれてしまいますからその辺りまでにしておきます。あくまでも、マニアをのぞいた一般人にとっては、クラシック音楽というのは18世紀から19世紀までの200年間くらいの間に集約されるわけです。

特に、一番人気がある、あるいは名を知られている作曲家といえば、モーツァルトとベートーヴェンでしょう。後はバッハとショパンくらいでたいてい足りてしまう、というとクラシック音楽好きの方に怒られてしまうかもしれませんが、たぶんそれが現実です。

彼らはとうの昔に亡くなっているわけで、当然新作はありません。最近クラシックにはまっていろいろCDを漁っていて、その当たり前のことに気がついたんです。

例えば、ベートーヴェンなら、9つの交響曲、5つのピアノ協奏曲、1つのバイオリン協奏曲、16の弦楽四重奏曲、32のピアノソナタ、10のバイオリンソナタ、2つのミサ曲でだいたいおしまい。もちろんその他にもありますが、基本的には限られた数の曲しかないということに愕然とします。

ピアノ独奏曲のCDを探していても、有名どころの手に入る物は限られてきます。だいたい1周してしまうと、別の演奏者の物を聴きたくなる。あっちが評判がいいとなるとあっち、こっちが名盤と言われるとこっち、という具合です。

そのあたりから、単なる一般愛好家とマニアの差が出てくるんでしょうね。確かにいろいろ聞き比べると、楽譜のある音楽とはいっても演奏者の考え方で随分と違って聴こえる物です。

ただし、それは当然独奏であるほど個性がでます。合奏するためには、好き勝手に演奏するわけにはいきません。たぶん、自分が交響曲などのオーケストラ物があまり好きでない理由はそこにありそうです。

こどもの頃には、いわゆる名曲を中心にクラシックを聴いていましたが、その後当然のように思春期はロックに走り、その後大人になってずっとジャズ。その耳でクラシックに戻ってみると、やはり演奏者の生きた音楽を楽しむには独奏が一番です。

ピアノはそれ一つで伴奏と独奏をこなすマルチな楽器ですので、最も向いているんでしょう。楽譜通りの音楽が聴きたければ、最近のコンピュータの進歩でMIDIでも十分に楽しめてしまいますからね。

ただ、どうもクラシックをCDで楽しむ限界が見えてしまったので、次の段階はどうしましょうか。たぶん、次は音楽本来の楽しみ方であるコンサートなどの実演を聴きに行くことになるんでしょうけど、さすがにそれは時間的な余裕がありませんので老後の楽しみにするしかありません。

さて、長い前置きでしたが、昨年末にどっか~んっと購入したCDセットの話です。昨年、バロック音楽を聴くのに最適な2つのセットが発売されました。

1つは「ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX」でCD50枚。マニアには垂涎のバロック音楽の名盤が怒濤の如く含まれて、なんとHMVで5742円。100円ショップのわけのわからんCDを買うくらいなら、絶対にこっちというものです。

さて、もう1つは「バロック・マスターワークス」で、こちらはさらに上回ることCD60枚セットで、同じく5742円です。もうクラシックCDデフレの極みみたいなもんです。

ハルモニア・ムンディはややマニア向けで、マスターワークスのほうが一般に知られている作曲家の代表作を広く網羅していると言えそうです。と、いうわけでマスターワークスを購入しました。大盛り弁当箱を3個重ねたくらいの箱に入っています。

ただし、難点は苦手な歌物が多いこと。まぁ、こんなセットでないと単独で買うこともないので、せっかくの機会だからというので聴いてみました。バッハは好きな作曲家ですから、まぁ何とかがまんできるかと・・・

マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ、マニフィカトとがんばってみたんですが、やっぱりダメだぁ。随所にあらわれるメロディや清楚な歌声の美しさは認めるのですが、いかんせん何を歌っているかもわからないから、曲の盛り上がりに気持ちがついていきません。

BGMとしても存在感がありすぎで、箱根駅伝のテレビ画面とはとうてい合いそうにありません。そういえば、小学生の時にモーツァルトのレクイエムを買ってきて、一度聴いたきり二度と聴かなかったことを思い出しまた。

まぁ、まだCD50枚以上残ってますから、ゆっくり聴いていくことにします。