医師会っていう組織は下から上まで、いろいろあるんですよ。
昔、武見太郎さんという有名人がいましたが、これは日本医師会。その次は、各都道府県の医師会で、自分たちが関係するのは神奈川県医師会。横浜市は大きな地域なので、当然その下にあるのが横浜市医師会です。
そして、その下に各区ごとの会があって、自分が入っているのは都筑区医師会ということになります。医師会に入会するということは、それらのすべてに入会することになるわけです。
都筑区医師会は、最も各会員に近い存在であると同時に、一般の区民の方にも近い。都筑区区役所と協力して、区民の健康を守るためのいろいろな事業を行っているわけです。
実際にどの仕事を誰がするかとか、もっとも実務的なことをやっているわけで、ある意味医者らしい仕事を仕切っているとも言えます。
ひとつ上の横浜市医師会になると、もう会員の一人一人の顔は見えてきません。横浜市内の会員を束ねているわけではなく、各区の医師会を束ねているわけで、もちろん上に行くほど会員はもとより一般の方からも離れていくのはいたしかたがないところ。
今夜は横浜市医師会の代議員会でした。自分は都筑区医師会の理事で、都筑区民との関わりの中で医師会の中にいる意義というのを感じているので、それ以上上の医師会の仕事をするつもりはありません。
ただし、都筑区医師会という実務的な最小単位の動きを知る意味でも、都筑区医師会会員の代表として、一つ上の横浜市医師会にちょっと関わるという仕事も意義を感じているのです。
とは言っても、年に数回の会ですから、いつも物見遊山状態で、なんか格式があってすごいなぁ、と感心して帰ってくるだけなんです。
桜木町の休日診療所があるビルの中に横浜市医師会も入っていて、そこの講堂が会場です。壇上には、横浜市医師会長、各区医師会長、常任理事の皆さんなどがずらりと並んでいるんです。一般代議員は椅子席に座るんですけど、けっこう重圧感のある空間なんですよね。
神奈川県医師会の代議員会とか、日本医師会の代議員会となると、きっと国会みたいな感じなんでしょうかね。さすがに、自分は興味ないし、実際縁のない世界だと思いますから、どうでもいいって言えばどうでもいいんですけどね。