2010年8月1日日曜日

Mikalojus Konstantinas Čiurlionis

今日から8月、まだまだ今年は暑い日が続きそうで、汗っかきの自分は憂鬱です。

さて、歴史上の人物で自分が尊敬に値すると思っているのは、レオナルド・ダヴィンチ。何故かというと、医学にも関連してあらゆるジャンルにマルチなタレントを発揮したからということです。

最近、もう一人マルチな人物を知りました。それがミカロユス・チュルリョーニスです。ちょっと舌をかみそうな名前ですが、リトアニアの国民的芸術家だそうです。リトアニアはもともとソビエト連邦の一部でしたが、ソビエト崩壊の中で最初の方に独立を勝ち取った国。
もっとも、チュルリョーニスの時代は1875年から1911年という、大変短い期間です。当時のロシアは困窮し、皇帝の暗殺、日露戦争による疲弊、血の日曜日事件、戦艦ポチョムキンの反乱など、一気にロシア革命になだれ込んでいこうという激動の時代でした。

そんな中で、チョルリョーニスは300の絵画を描き200もの曲を作曲したマルチな芸術家なのです。絵画については生前から、幻想的な画風が注目されていました。しかし、音楽については注目されるようになってきたのはここ10年くらいのことらしいです。さて、いつものHMVで、最近彼のピアノ曲全集の発売のアナウンスがありました。というわけで、まだまったく試聴すらしたことがないわけですが、人物的にも大変興味があるので、予約をすることにしました。

インターネットでの情報量は少なくて、なかなか人物像を知ることが難しい。しかし、一つだけしっかりと紹介しているサイトを見つけました。主要な絵画については、小さい画像ですがだいたいここで見ることができます。
一つのことなら努力で大成することき可能でしょうが、別々のことで成功するためには努力だけでは難しい。そこが「天才」と呼べるポイントなのではないかと思います。