山口はるみ・・・と聞いて、すぐにあ~あの人とわかる方は・・・できる!!
西武デパートの宣伝部出身で、フリーになった後西武のファッション専門館であるPARCOの創設から関与。PARCOの宣伝用のイラストをずっと書き続けたアーティストです。
山口女史は年齢不詳なのですが、今も芸術活動をやっていて、1970年代に30歳代だとしたら・・・もう還暦以上でしょうか。
とにかく、いわゆるデパート、百貨店しかなかった時代にPARCOは先端の流行を発信するファッション基地として当時の若い女性の心をわしづかみにしたわけですが、そのは山口はるみのイラストによるイメージ戦略がかなりの効果を出していたことは間違いありません。
とにかくPOPということばがぴったしの、明るい色彩を多用した外国人風の女性の生き生きとした表情をエアブラシを用いて、とびきりリアルに描くというのは、まったくもって新鮮でした。
エアブラシというのは簡単に言えば、絵の具のスプレーみたいなもので、大変きれいなグラデュエーションを出すことができるのです。この道具さえあれば、PARCOのポスターのような濡れた唇の絵画誰にでも書けるのでないかというような錯覚を覚えさせてくれました。