2012年1月30日月曜日

パラドックス

1月も、あっと言う間に残すところあと1日。いつも、同じことで申し訳ないのですが、本当に時のたつのがやたらと早い。今日は、朝はなんとなく道が空いていて、いつもより車が少ない印象でした。来院する患者さんの数も、月曜日にしてはずいぶんと少ない。帰りも混んでいない。これが月末というやつなのでしょぅか。

話は急に変わりますが、高校生の時はまったものでパラドックスというものがあります。パラドックスはparadoxと書きますが、日本語では逆説と呼ばれている。

たとえば・・・ある村で一人の住民が「この村の人間は全員嘘つきだ」と言いました。この言い分が正しいとすると、彼の言うことは嘘だから、村民はみんな正直者。だとすると、結局彼の言っていることは嘘になり、村民全員が正直者ではないということになる。

どういうこと? ってな話が、パラドックスということになるわけです。こんな話はいろいろあるわけで、もちろん話の前提に重大な誤りがあるわけですが、一見不思議な感じがする話になっているわけです。

x=1とします。ということはx-1=0です。xの二乗も1です。xの二乗から1を引くとゼロになります。x二乗-1を因数分解すると(x-1)*(x+1)=0ということです。ここで両辺を(x-1)で割ると左辺の(x-1)は消えて、右辺はゼロは何で割ってもゼロ。つまり残ったx+1=0でx=-1ということです。あれ? x=1じゃなかったっけ。

こんなシリーズはいくらでもでてくるわけですが、現実の世の中にはパラドックス的な話はいくらでもあったりします。しかし、逆説というと聞こえがいいのですが、実質的には詭弁という方があっていたりします。やはり、前提となる部分に誤りがあるわけで、もっと平たい言い方をすれば「開き直った言い訳」です。

どうも、最近の民主党、野田総理大臣の弁がパラドックスにしか聞こえないのは自分だけ?