2012年1月31日火曜日

削除されたWikipedia

ネット社会というのは、だいたい20年くらい前から急速に普及し、いろいろな価値観を変えてしまった感があります。どっぷりとまではいかないにしても、そこそこにネットを利用している自分としても、ずいぶんと変化した物があります。

例えば、雑誌を買わなくなった。クリニックに置く用のものは別として、自分のために雑誌を買うと言うことがほとんどなくなりました。

それから、辞書。こどもは電子辞書を使いこなしていますが、自分の場合はほとんど製本された辞書を利用した世代。広辞苑は国語辞典のあこがれ、英語ならコンサイスとか・・・

パソコンを使うようになって、英語辞書は必須アイテムだったりして、いつでも何らかの辞書ソフトを利用してきました。ところが、もう10年くらいでしょうか、本の辞書も、ソフトの辞書も使わなくなった。必要性が薄くなったのもあるかもしれませんが、ネットで調べた方が早いというのが最大の理由。

辞書の枠を越えて百科事典として、いまや無くてはならないのがWikipediaでしょう。一応、ネット上のものは本当に正しいのか保証が無いことが多く、あまり鵜呑みにしてしまうのは危険であったりします。

Wikipediaのサイトも「一切何の保証もしない」ことが明記され、あくまでも利用は自己責任としています。しかし、実際必要に応じて利用してみると、納得できる記事がほとんどであり、実際に有益な情報サイトであることは間違いありません。

10日ほど前にアメリカのWikipediaサイトが、アメリカ合衆国のSOAP法に抗議して24時間の閉鎖を行いましたが、これは大変多大な効果があったようです。再開直後の24時間でのアクセス数は16億以上と言われています。

まぁ、自分はそのあたりについては何を言う立場ではないので、そのことについてはいいのですが、この件でWikipediaに興味をもってサイトの頭からいろいろ見てみました。

そしたら、何と削除された項目というのがあって、明かなおふざけ、あるいはユーモアで書かれた項目の一部が閲覧できる形で保存されているんです。

これは、だいたいエイプリルフールで書かれた物が多いのですが、Wikipediaによってできの良いユーモアと認定されたということでしょうかね。

他愛のない内容の物もありますが、よくぞここまで作り込んだと思わせるような立派な「嘘」もあったりして、けっこう楽しめたりします。こういうのは、ちゃんとした辞書では味わえない楽しさであったするわけです。