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2012年1月9日月曜日

プリウスαとアクアの納期


しばらくトヨタの新型ハイブリッド専用車アクア(プリウスC)の話題を追っかけていましたが、年末の12月26日に正式に発表され、年明けからはトヨタとしては異例の多さでCMをテレビで流すようになりました。

CMはてっきり、のび太が免許を取って初めて買う車としてアクアを宣伝するのかと思っていましたが、わりと普通の感じ。しかも、CMに使っている曲が30年前のBlondieのHeart of Glass。どうも最近の車の宣伝は、自分のような50才前後の人向けの選曲ばかりで、若者をターゲットにしているアクアまでこの選曲というのはいかがなものか。

正月の箱根駅伝では、プリウスαとアクアが併走車として提供されていたので、実車がずいぶんテレビにも映っていましたね。αはほぼ全色、アクアは薄い青だけが確認できました。

発売前までは、競合車種はホンダのフィット・ハイブリッドかと思われていましたが、実際ふたを開けてみると、フィットのようなファミリー・ユースというより、若者がかっこよく乗るかあるいは女性がかわいらしく乗るという方向性が見えて、同じトヨタのプリウスやプリウスαとのすみ分けの方が意識されているようです。

発表時点でのバックオーダーは6万台。30系プリウスの18万台(驚異的!!)にはさすがに及びませんでしたが、プリウスαの2万5千台を軽く上回っています。岩手工場の生産能力は1万5千台ですから、12月19日から生産が始まり、初期受注分ができあがるのは4月後半ということ。発表後に注文した方は、少なくとも4月以降、おそらく5月連休明け以降の納車となるのでしょう。

トヨタは毎月1万数千台の受注を見込んでいるようですから、納車時期はおそらく1年間くらいはそれほど変わらないと思われます。それでもいいですよ。プリウスαの納期はいったいどうなっているのやら。

昨年6月はじめに注文をして、当初納期は1年間といわれ、秋から増産体制が整って3ヶ月程度に縮少・・・したのは2列車だけ。9月に注文して年内納車もあり。12月に注文しても、年度内可能という話。

3列車については、最初の数ヶ月は数百台/月しか生産できず、震災の影響から復活してフル稼働体制となっても千台程度しか作れていない。これは、すべての原因は搭載しているリチウムイオン電池の生産が間に合っていないため。

当初、秋から3千台分/月の増産予定と報道されていましたが、やはり欧米向けの輸出枠用や、もうじき発売されるPHVプリウスに使う分にも振り分けられているのでしょうか。昨年5/13の正式発表時にあった3列車7千台分の生産がほぼ終了したのが11月。

タイの洪水の問題で、多少先が見えなくなったのですが、現在はほぼ工場は正常稼働に戻っているようです。5月の注文は約5千台。6月は約4千台とすると、このペースならば当初いわれていた5月頃ということになりそうです。

ただし、気になるのはトヨタの公式な納期についてのお知らせ。10月はじめ、11月末、そして直近は1/6付けでいずれも「3列車についてはこれから注文した分については平成24年9月以降の出荷」という表現がかわっていないことです。

安全のために最大の期間を考えているでしょうから、今注文して9月までには納車されると考えて良いと思われます。これは納期がだんだん早まってきているのか、それとも注文がほとんどなくなったのか・・・

とりあえず、エコカー減税は延長されそうな気配ですし、エコカー補助金も復活して夏くらいまでの納車なら対象となりそうですから、待った分お得なところも出てきています。とはいえ、「車を買うぞ!!」というテンションはすでに下がりきってしまいました。どうやって、もう一度復活させればいいんでしょうかね。