ずっと、ずぅ~っと、変わりなく汚れていても平穏な日々が続いていた海水魚館でしたが、ついに異変が訪れました。
シライトイソギンチャクがやばい。しぼみにしぼんで、色は真っ白けになってしまいました。触手の一部が崩れていて、見た目にも痛々しい。なんとなくへばりついてはいますが、下に向かってへたっていて、今にも倒れそう。
このイソギンチャクは、現在最も古くからの住人で、あすなろ海に入ったのが2009年11月のことでした。イソギンチャクは、一般には飼育が難しくなかなか長期飼育例はあまりないみたいなことがネットではよく書いてあります。うちでは、数ヶ月単位でだめになったのが数匹いた後のシライトだったわけです。
イソギンチャクは体内に褐虫藻があると、光合成でイソギンチャクに栄養を与えてくれるので餌を与える必要がありません。当然そのためには、しっかりとした光が必要となります。
そこで、4灯の蛍光灯を使用して、けっこう明るい環境を用意したのですが、時はいつのまにか蛍光灯の半分が切れていた。つまり白くなるというのは、光が足りなくて褐虫藻が抜けてしまったということ。
もともと日当たりのある、本来水槽を置かないような場所に設置していて暗くなっている事に気がつかなかったのは自分のぼんくらのせい。なんとなく3月頃から、イソギンチャクが広がらず元気がなさそうと思っていたのですが、4月になってくすんだ感じの体色が白くなってきて異変にきがつきました。
5月になってLEDライト2セットを用意して、やっと光量を確保したのですが、いやはやどうにも状態は悪くなる一方で、これではカクレクマノミがゆっくり休む場所になりません。せっかく長い住民ですので、何とかしたいところですが、とりあえず新しいイソギンチャクを注文中。
さてさて、どうなることでしょぅ。