今日から、小暑に入ってから、2番目の次候である蓮始開になります。
蓮始開と書いて「はすはじめてひらく」と読むのだそうで、まさに蓮の花が初めて咲く頃という意味。とは言っても、これも見たことがない。
なにしろ、蓮の花は夜中に開き始めて、昼前には閉じてしまうらしい。しかも、3日だけ続けて開花を繰り返した後に、花びらが散るのだそうです。
タイミングがかなり重要になってくるので、なかなか時間の自由がきいて、ちかくに蓮の畑でもないとなかなか目にするのは難しいかもしれません。
地下茎はレンコンとして、普通に食べるので珍しくはありませんが、葉っぱなどはやたらとでかくて、園芸向きではありません。宗教的な利用も多くて、たいていの仏像は蓮の花の台座に鎮座していたりする。
そういえば、暑中見舞いの時期。最近は、年賀状以上に形骸化した感がありますが、もともとは暑い時期の知人の体調を気遣う気持ちの表れ。
なんとなく、お盆前までに出すものみたいに思っていたのですが、8月の後半もまだまだ暑くて、残暑というのは早いとか考えてしまう。
暑中というのは二十四節気での小暑と次の大暑の期間のことだそうで、今年は7月7日の小暑の始まりから、8月6日の大暑の終わりまでの期間にあたり、この期間に出すお見舞いのが暑中見舞いになるんですね。
実は意識していないところで、日本人が暦によって生活のリズムを作っている一つの例ですね。わざわざ暑中見舞いを出す事はほとんどありませんが、そういう気持ちを忘れないようにしたいものです。