パイナップルと言えば熱帯地方の果実、自分が物心ついたときには日本でも一般的になっていたと思います。まぁ、南国の果実の元祖というか、バナナとともに代表選手みたいなものでしょうか。
英語で書くとpineappleで、松(pine)とリンゴ(apple)が合体している。松の実である松ぼっくりと似ているからということらしい。中学生の時には、りんごとは味がまったく違うのにと、不思議に思っていたものでした。
昔は生で食べる機会というのはほとんどなく、シロップづけの缶詰が主流でした。もちろん、今時は、普通にスーパーでドカンっと売っています。とは言っても、切り落としてからだいぶ立っているので切り口は完全に乾燥しているもの。
今回、切り立て(?)と思われる新鮮なパイナップルをいただきました。切り口の所はまだ湿り気があって、切り落としてからどのくらいたっているのでしょうか。パイナップルの食べ時というのがよくわからないので、とりあえず1週間くらい寝かせておくくらいはいいでしょうか。
料理をするときには、パイナップルの中にタンパク分解酵素が含まれていることを忘れてはいけません。安くて固い肉でも、パイナップルをいれておくと、けっこう柔らかくなるものです。
だからと言って、何時間も漬けておいてはいけません。以前、数時間漬けておいて焼いたら、ボソボソになっていて、食感も何もあったものじゃないという。何でも長ければいいというわけじゃない。
酢豚によくパイナップルが入っていますが、結局固い豚肉を使うところほどいれたくなるというのもわかります。いい肉を使えば、当然入れる必要は無いわけです。