2014年10月18日土曜日

ねずみ、というとたぶん最初に出会ったのは、幼稚園くらいのときだと。衝撃的な出会いは、実に家の風呂場。当時は、風呂桶は小判型で木でできていて、端に湯沸しがついているようなもの。

コンクリートの床にスノコがひいてあって洗い場になっていたのですが、その下を突然走っていったのがねずみでした。何しろ、昭和の真ん中頃の話ですから、そんなのは当たり前といえば当たり前の話なんですが。

もちろん、モルモットのように飼ってかわいいというようなものではありません、いわゆる「どぶねずみ」だと思います。白ければラットと呼ばれて、実験用の家畜としてよく目にします。

整形外科医になると、「関節の中に鼠がいる」という話をすることがあります。関節内の軟骨などがはがれて、あちこちに動くようなものをそう呼びます。

関節鏡という中を覗く道具で見てみると、見つけても、ちょっと目を離すと消えてしまったりして、なかなかやっかいなところはまさに「ねずみ」みたいな感じ。

そて、パソコンにむかうと、いまやネズミ・・・いや、マウスは無くてはならないもの。これは、その形からついた名称ですが、完全に一般化しました。

マックやウィンドウズが登場した90年代の初め頃から使い出した、いわゆるポインティング・デバイスと呼ばれるカーソルを動かす道具ですが、いろいろなタイプがあります。

でも、カーソルの移動とクリック動作を連続的にできるマウスは、自分にとっては圧倒的な優位性があって手放せません。ノートパソコンにはタッチパッドが必ずついていますが、例え外出先でもマウスを使用して、タッチパッドはほぼ使ったことはありません。

小さいものは手が疲れるし、大きいものは邪魔になる。ちょうど手のひらにすっぽり収まるくらいの大きさが、最も使い勝手がいい。

あえてブランドを絞ると、MicrosoftかLogicoolが性能が安定して、デザイン的にも好みですから、今までに数十個使ってきたものの中では、圧倒的に信頼度が高い。

完全にフリーハンドで、ポイントする仕組みも近い将来に出てくるのでしょうが、それまではマウスは無くてはならない身近な存在であり続けると思います。