10月です。先週の秋分の日以来、秋らしさが深まった感じでしたが、この数日は日中は汗ばむ気温です。それでも、湿度が低いので、なんとかエアコンは使わずに過せます。
自分のテリトリーの横浜市北部地域は田園地帯で・・・なにしろ走っている電車が田園都市線というくらいですから、田畑があちこちにあるし、農協もあったりして、それなりにのどかに雰囲気。
いつも通る場所の水田も、稲刈りの真っ最中。刈られた稲はまとめて逆さにに架けて行きます。この時期に、よく見かける風情です。
これを「はざがけ(稲架)」と呼ぶんですね。実は、最近テレビのバラエティ番組で知りました。
刈り取った後の自然乾燥と、葉や茎からの養分を米に行き渡らすのが目的。機械で刈り取って、機械で乾燥させる方が手間は少ないのですが、昔ながらのはざがけをしたほうが、米はおいしいらしい。
でも雨が降ると大変ですし、干しすぎると割れてしまったりと、いろいろ気を使うことが多いらしく、刈り取ったらおしまいという単純なものではないようです。
このあたりでも、農地はどんどん宅地にかわったりしていますから、こういう光景もやがて見れなくなってしまうかもしれません。
自然の対話しながらの生活・・・ヒトの生活としては本来の姿なんだろうと思います。ヒトは自然をねじまげて、地球という星の上で暴君としてふるまいすぎている。そのつけが、いろいろな形で目に見えるようになってきました。