この前、医師会の会報から趣味についての原稿を依頼されました。
依頼された・・・と言っても、今回は自分で書かなくていいらしい。担当の人が来て、話を聞いて原稿をおこしてくれるんだとか。
なんでも、原稿を書いてくれるのを待っていると、いつになるかわからないので、業者にはいってもらっているのだそうです。
コーナーとしては、たかが原稿用紙2枚程度のものですから、そのくらい書くことはたいしたことではありません。ただ、面倒だなぁと思うのは間違いないので、自分で書くなら遠慮していたかもしれません。
「あなたの趣味は?」という質問をあらためてされると、うーん、どうしましょう。ベタな質問にベタな答えになってしまうのですが、「読書と音楽・映画鑑賞」と答えるのが無難なところ。
10年前ならキャンプ、釣り、アウトドアみたいな、もう少しアクティブな答えができました。もっと前ならテニスとかもありました。
パソコンというのもありますが、なんか「おたく」っぽくなりますし、いっそのこと、「仕事が趣味です」なんて開き直るのもいいかも。
自分の場合は、どちらかというと興味をもった対象に対しては、深く追求してしまう傾向がある。目下の所、今年一番興味の対象になっているのは「バッハを中心としたキリスト教音楽とその関連する歴史」ということになります。
とりあえず、現時点で熱っぽく語れるのはそのことしかないので、宗教曲の楽しさを担当の方相手に喋りまくりました。
趣味は広いほうが、人間形成上もいいと思いますが、狭く深くいくのか、広く浅くいくのか、はたまた欲張って広く深くいくのか、人それぞれです。
趣味と実益を兼ねるのもいいし、いっそまったく無関係なところでストレスを発散するのもいい。いろいろその時々で、趣味は変わってもいいし、一生涯貫くのも素晴らしい。
そう考えると、「生きている」こと以外、すべて趣味ですみたいなところもあるかもしれません。