今日は憲法記念日・・・と言っても、アゼルバイジャンでの話。
世界の地理を学んだのは40年前のことですから、今とは世界情勢はだいぶ違っている。そもそも、アゼルバイジャンなんていう国は・・・ありませんでした。
ちょいと、調べてみると、もともとソビエト連邦に含まれていた地域で、ロシア、グルジア、アルメニア、イラン、そしてカスピ海に囲まれた国。
リヒャルト・ゾルゲの出身国だそうで、音楽好きには偉大なチェロ奏者のロストロポーヴィチを産んだ国と聞くと、何か身近な感じがします。
日本という国に生まれて、半世紀暮らしていると、何も社会の枠組みは変わっていないような感じがしますが、地球規模ではずいぶんと変化がある。
第2次世界大戦までは、今で言う「先進国」の覇権争いが中心のパワーゲームが世界のバランスを保っていました。終戦後、それを引きずって冷戦が続くわけですが、次第に民族主義が台頭してきて、20世紀末にはソビエト連邦の崩壊、そして象徴的な「ベルリンの壁」が続く。
21世紀は、国という大枠では理解できない流動的な社会が、世界のニュースの中心になっているといっても過言ではありません。
人類の歴史が、あと数百年続いているなら、未来のヒトが世界地理とか世界史の中で、この時代をどのように評価するんでしょうか。その頃には、もう国という概念は完全に消えているかもしれません。
いや、何かずいぶんと大げさな話になってしまいましたが、不安定な時代だからこそ、ちょっと未来のことをきちんと予想して行動することが成功の鍵になるのかもしません。
もっとも、その頃は地球には住めなくなって、人類はスペース・コロニーに移住しているかもしれませんが・・・