昭和のスターというのは、何か日常を超越したところにあって、普通の人に普通に起こる事とは無縁の存在のように思います。
会いにいけるアイドルを売りにしているAKB48のような、今時のスターとは対極の存在。石原裕次郎にしても、美空ひばりにしても、そして健さんにしても、死ぬなんてことは関係ないと思っていました。
「不器用ですから」という有名な一言がありますが、まさにそこにすべてが詰まっている印象を与える人生だったのでしょうか。
もともと人気がでてきたのは、東映の任侠物ですが、自分はまったく見ていません。生粋のファンからすれば、怒られると思いますが、それでもその後の健さんが一番「らしい」と思えてしまいます。
一般的には「幸福の黄色いハンカチ」、「鉄道員」、「八甲田山」などが人気だろうと思いますが、個人的には「南極物語」 で初めて名前を覚えて、「ブラックレイン」で存在感を認識したと思います。
合掌。