三位一体節後第22主日です。
バッハの教会カンタータは、この日のためのとして3曲が残されています。
BWV89 われ汝をいかになさんや、エフライムよ (1723)
BWV115 備えて怠るな、わが霊よ (1724)
BWV55 われ哀れなる人、われ罪の下僕 (1726)
BWV89はバスのソロから始まり、コラール合唱で終わります。BWV115は、冒頭と終局にコラールを配置した、構成は典型的なコラール・カンタータ。ただし、途中のアルトとソプラノのアリアは、かなり長めで聴かせどころになっています。
BWV55は、テノールのためのものとしては唯一のソロ・カンタータです。タイトルからしても、自らの罪を告白するという重い感じの内容。長くはありませんが、テノール歌手の真価が問われる曲です。
がーディナー先生のCDには、三位一体節後第24主日のためのものが合わせて収録されています。
BWV60 おお 永遠、そは雷のことば (1723)