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2018年5月12日土曜日

Windows10 April 2018 Update でトラブル 4


連日お伝えしているWindows10 April 2018 Update によるトラブルですが、自分的にはほぼ解決できたように思います。

・・・と言っても、少なからず犠牲を払いましたけどね。
基本的にトラブルの症状はすべて同じで、アップデート適用後の再起動でストップしてPCが起動できなくなるというもの。

自宅メインデスクトップ

起動時に電源スイッチ長押しで強制シャットダウンを3回繰り返し、回復メニューを表示。
復元ポイントに戻るを選択して、アップデートが行われる前の状態にします。
Windows 管理ツールからシステム構成を起動して、サービスタブから再起動の妨げになっている可能性のあるものをはずします。
Windows Updateで、再びアップデートがかかりますが、その後は問題なく終了。
しかし、サービスを戻すとその後の修正プログラムのアップデートでも同様の事態が発生しました。

再起動を邪魔するのは、システムそのものをいじる可能性のあるソフトウェアということで、一番怪しいのはAdvanced SytemcareとEaseUS Todo Backupの二つでした。いずれもFREEで使える、PCメンテナンスのために随分と恩恵のあるものなんですが、今後は使い方を考えないといけません。

自宅家族共有デスクトップ

これが一番の重症者。回復メニューを表示させるとUSBの給電がストップしてしまい、マウス、キーボードが反応せず、にっちもさっちもいかなくなりました。
しかたがないので、起動ドライブを外して、単独で別のPCにUSB接続します。
MicrosoftのサイトからWindowsをクリーンインストールすることができるMedia Creation Toolをダウンロードして起動します。
外したドライブを指定してインストール用のファイルを保存。この時、ドライブは全体が完全に消去され、インストール用の32G程度の新たなパーティションが作られます。
ドライブを元のPCに接続して起動すると、Windows10の最新バージョンがクリーンインストールされました。
外したドライブは容量が32G程度減ってしまいましたが、とりあえず物凄いことをするPCではないので許容範囲です。

仕事場ノート Surface Book これだけWindows10 Pro

復元ポイントが見つからず、回復メニューから完全初期化を行いシステムを入れていいたパーティションは真っ新になりました。
データ用のパーティションを分けていたのですが、こちらがProに搭載されているBitLockerという暗号化処理がかかって、まったく使用不能になり、結局再フォーマットすることになってしまいました。

仕事場デスクトップ 会計処理専用

昨日、この大事なPCも同様の症状に見舞われました。
あー、やっぱり、という感じなんですが、さすがにこちらもだいぶ賢くなった。
回復メニューから、以前のバージョンに戻すを選択。
そこでAdvance SystemCareとEaseUS ToDo Backupをアンインストールします。
最新アップデート再開で再起動すると、特に問題なくいきました・・・が、しかし、何と画面の表示がおかしい。
デバイス・マネージャーを調べると、Intelのシステムコントロールの一つとディスプレイ・ドライバーがアウトになっています。
Intelは通常のドライバーの更新で回復。ディスプレイ・ドライバーはダメ。Nvidiaのだいぶ古いカードだったので、直接Nvidiaのサイトに行き最新ドライバーをダウンロードして入れなおしたところ回復しました。

実はこれ以外にもあるんです。Dell XPS13というノートPCは外出専用なんですが、ほとんど同じ構成になっていますが、何故かすんなりアップデートされました。不思議です。

家内専用の東芝ミニノートは、まだアップデート状態になっていません。これは問題を起こすかもしれないソフトウェアは入っていませんが、元々東芝オリジナルのソフトウェアがごちょごちょとあって、何が何するかわかりません。とりあえず消えたら困るというデータをバックアップして待機中です。

仕事場の電子カルテ用のPCも、昨年全て入れ替えてWindows10になっていますが、こちらはあくまでイントラでの使用で、アップデートはまったく行われていませんので、とりあえず現状が問題なければ、特に心配はありません。

それにしても、なんだかなぁ~・・・という話です。こういうトラブルを解決すること自体は、楽しいといえば楽しいのですが、何かMicrosoftの言いなりにPCを使わざるを得ないという状況が見えてきて釈然としないというところでしょうか。