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昭和人の繰り言と言われればそれまでのことですが、戦後の荒廃した国土を立て直すため、日本人は老若男女一丸となって、ひたすら前を見据えて国を立て直したのが高度経済成長と呼ばれる時期の事。
後ろを振り返っている暇は無く、前を見ることしか考えていなかった。もちろん、必ずしもそれが最良だったわけではなく、その結果、いろいろなほころびが積もり積もってバブル崩壊に至るという認識は間違いではないと思います。
多少の犠牲には目をつぶって、社会全体の発展に尽力する時代から、今は個々の権利を主張し自分の周りだけを見ているような時代に変化しました。
どっちもどっちみたいなところで、両者にそれぞれ問題点は山ほどあるわけですが、現代社会を象徴するみたいに思うのがスマートホンの普及。人の事をどうのこうとと言えない話ではありますが、そこらの街中をよく人々の実に多くがスマホ片手に歩いている。
前なんて見ちゃいないわけで、周囲に注意を払うなんてことはなく、自分の興味の対象にだけ注目しているわけです。ネットに溢れている情報の多くは、正確で、今、必ず知らないといけないものなんてほとんど無い。
せめて横断歩道ぐらいは、スマホを下ろして前を見て歩きましょうよ・・・と思ったわけです。