2018年9月19日水曜日

マネキンの記憶

f/5.3  1/125sec  ISO-100 105mm

そのマネキンは、自らは何もできません。ただ着せられるままにスーツを着て、椅子に座らせられています。

でも、彼にも実は思い出があって、ショーウィンドウに写った街並みが、記憶の断片を写しだしているように見えました。もしかしたら、かつての恋人だった女性に思いをはせているのかもしれません。

そんな、ロマンティックな想像をしてしまう一瞬なんですが、ショーウィンドウの中だけを見ていると、きれいにディスプレイされた空間だけのことですが、実はガラスをずっと見ていました。

ガラスに何かが反射して写るのが面白くて、ずっとカメラを抱えて待っているおじさん・・・って、他人から見ると変な人ですよね。