桜の花芽は、前年の華が終わってから夏までの間に形成されます。ですから、他の樹木と異なり、落葉後の秋に選定すると翌年花がつかないことになる。
一度形成された花芽は、秋以降はじっとお休みしていて、冬の寒さに晒されます。春になって気温が上昇すると、目を覚まして一斉に開花する。
今年は暖冬でした。桜の開花には一定の寒さが必要ですから、今年の場合は、花の咲き方がばらばらという感じです。一枝だけ見れば、いつもと同じように感じますが、まとまって見ると花の密度が低い感じで、見応えに欠ける印象です。
あざみ野の知る人ぞ知る花の名所といえば、あざみ野三丁目付近の数百メートルに渡る桜並木。桜のトンネルになるので、毎年この時期は、ちょっと遠回りしてここを通るようにしています。
ここも、例年に比べて開花が一斉ではない感じ。なんか、イマイチというところ。温暖化の影響なのか、日本の四季が少しずつ崩れていくような気がして残念です。