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2019年4月28日日曜日

MARK X 終了


トヨタ自動車は、50年を超す伝統的な車種であるマークXの生産を、年内で終了すると発表しました。

昭和世代からすると、トヨタの自動車は

CROWN(1955~)、CORONA(1957~)、COLLORA(1966~)、CENTURY(1967~)、CARINA(1970~)、CELICA(1970~)・・・という具合で、Cから始まるネーミングになじみ深いものがありました。

クラウンは高級セダンとして、現在も主力車種として力が入っています。カローラは、自動車の大衆化に最も貢献したと言えますが、そのかわり「安っぽさ」とか「営業車」というイメージが付きまとい、何度も大幅なイメチェンを施してきました。

クラウンほど高くなく、カローラほど安くない、ほどほどの中流感が漂っていたのが、コロナとカリーナ。いずれも2001年に生産終了して消滅してしまいました。

コロナをスポーティに仕上げたバージョンとして、コロナ・マークⅡが発売されたのは1968年のこと。通常のコロナはやや格が下がり、マークⅡはクラウンに近づいた感じで、1984年の五代目からはコロナの冠が無くなり、単独でマークⅡと呼ばれました。

そして2004年に9代目を最後にマークⅡの名称を捨て、よりスポーティセダンとして大幅な刷新を行い、マークXと改称しました。しかし、トヨタはその後レクサスでの4ドア・セダン展開を強化したため、トヨタ・ブランドでのこのクラスの車の存在感が薄れてしまった感は否めません。

生産終了と共に、Final Editionという特別仕様車が発表されていますが、内容的には最新の車事情からすれば古臭さが漂うのは無理もない。とはいえ、昔からのファンからすれば消えてしまうのは残念でしょうね。