ジープといえば、元祖四輪駆動車、軍隊用自動車の代名詞みたいな印象です。
古いアメリカのTVドラマですが、「コンバット」とかで悪路を踏破する「ジープ」は印象的でした。実際、第2次世界大戦でのアメリカの勝利の一端は、この自動車の開発にあったとも言われています。
軍隊大好きという、ちょっと変わった趣味を持つ後輩がいたんですが、彼がのっていたのが、まさに戦時中に出てきそうなジープでした。
どう考えても乗り心地が良いわけはなく、走っていると隙間風はすごいはずなんですが、本人の満足感は大きかったようです。
もちろん、今のジープは随分と変わりました。クライスラー&フィアットの傘下に入り、4WD部門を担う立場で、実用的かつスタイリッシュなデザインで人気を保っています。
戦時中のジープのデザインを引き継ぐのがWRANGLER、モダン性を表にだしたのがCHEROKEEですが、特にチェロキーはけっこう街中でも見かけることが少なくない。
トヨタのPRADOでオートキャンプをよくしていた頃は、ジープは憧れでした。キャンプ場で見つけると羨ましかったことを思い出しますが、今の燃費重視の時代ではなかなか選択肢には入れにくくなりました。
都会の舗装道路しか走ることがなくなると、さすがに4WDである必然はありません。山奥に住んでいるとか、必ず冬山レジャーに何度も行くという方でないと、その性能をいかしきれませんね。