この秋話題の映画の一つが、吉永小百合・天海祐希の主演による「最高の人生の見つけ方」だと思いますが、これは実は2007年のアメリカ映画のリメイク。
本家は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという二大スターが共演しています。なんと、Amazon Primeで無料でみれます。
お金はたくさんあるけど、家族がいない剛腕実業家のニコルソン。お金はない自動車修理工だけど、家族のために自己犠牲を払い、家族からは愛される自らの向上心が強いフリーマン。
あたりは偶然に病気で余命半年を宣告され、病院で同室したことをきっかけに親交を持つようになります。フリーマンが「棺桶リスト」という死ぬまでにやっておくべきことを書きだすリストを見たニコルソンは、自分のやりたいことを含め金に任せて実行することにします。
二人は世界中を飛び回り、やりたいけどやってこなかったことを一つ一つ実現させていくのでした。そして、フリーマンは家族のもとに戻り亡くなっていきます。フリーマンがニコルソンに託した最後の願いは、ニコルソンが疎遠になっている娘と再会することでした。
最終的には主役二人が死んでいくのですが、比較的ハッピーエンドのようなほのぼのとした余韻が残る映画です。ただし、素材としては面白いと思いますが、二人が旅立つまでと旅立ってからの時間配分のバランスが悪いのか、何か伝わってくるものが希薄な印象でした。
ニコルソンが天海、フリーマンが吉永ということだと思いますが、男性二人を女性に置き換えてのリメイクとなるので、これを吉永・天海でどのように料理したのか興味深いところです。