西洋料理のフルコースを食べるという機会は、数少ない経験しかありませんが、そのほとんどは結婚披露宴でフレンチばかり。イタリア料理ともなると、家庭料理のイメージがあって、あまりかしこまって食べるという印象が無い。
そもそも、スパゲッティとピザという、思い切りカジュアルな感じがする料理が有名ですから、イタリアンはランチ、フレンチはディナーという印象があるかもしれません。初期のイタリア料理の店が、人気を広めるために若者が利用したくなるおしゃれな感じを強調したことも関係あるかもしれません。
それでもフランス料理ほど厳格なルールは無さそうですが、イタリア料理にもフル・コースというものがある。それなりの順番で食べるのは、お腹に負担をかけずに美味しい物をしっかり食べるための方程式みたいな物なので、知っておいて損はないというところ。
まず最初が、アペリティーボ(aperitivo)。食前酒です。胃を刺激して臨戦態勢に供えるもので、軽めのカクテルかスパークリング・ワインなどを楽しみます。ストゥッツィーノ(stuzzichino)と呼ばれるおつまみ程度のものが一緒に出てくる場合があります。
さて最初の料理は、前菜にあたるアンティパスト(antipast)。カルパッチョやフリッターなどが供され、本格的な料理ができるまでのつなぎの意味もあり、ある程度作り置きしておけるものが登場します。
さて、いよいよ第1の皿、プリモ・ピアット(primo piatto)です。パスタ、リゾット、ズッパ(スープ)などから一つ、あるいは複数の皿が出てきます。
さて最初の料理は、前菜にあたるアンティパスト(antipast)。カルパッチョやフリッターなどが供され、本格的な料理ができるまでのつなぎの意味もあり、ある程度作り置きしておけるものが登場します。
さて、いよいよ第1の皿、プリモ・ピアット(primo piatto)です。パスタ、リゾット、ズッパ(スープ)などから一つ、あるいは複数の皿が出てきます。
続いて第2の皿、セコンド・ピアット(secondo piatto)で、メイン・ディッシュという位置づけ。肉または魚料理の登場です。両方出てくる場合は魚が先。サラダのような野菜を主体としたコントルノ(contorno)と呼ばれる副菜が一緒に出されることがあります。メインが終わると、ちょっと箸休めのフォルマッジィ(formaggi)と呼ばれるチーズが出される場合があります。
次はデザートに当たるドルチェ(dolce)。ケーキ系の場合とフルーツの場合があります。一緒に飲むコーヒーは、もちろんエスプレッソ。そして最後の最後に食後酒、ディジェスティーヴォ(digestivo)で〆ます。
基本的にはフレンチと似たような進行なんですが、組み合わせの自由度は高く、特にパスタやリゾットのような炭水化物が含まれていることが特徴的なのかもしれません。
基本的にはフレンチと似たような進行なんですが、組み合わせの自由度は高く、特にパスタやリゾットのような炭水化物が含まれていることが特徴的なのかもしれません。