リッチョ・ディ・マーレ riccio di mare は、耳慣れないと思いますが、日本語だと高級食材のウニ(雲丹)のこと。リッチョはハリネズミ、マーレは海という意味で、イタリアでも貴重な海産物です。
ウニのクリーム・パスタと言えば、何となく雰囲気がわかると思いますが、和製パスタを想像しますが南イタリアの定番の一つ。
日本でもウニは高価なので、まじめに作ると雲丹だけで一人前1000円くらいかかりそう。そこで、利用したのが瓶ウニ。物によりますが、量的なことで考えるとこっちのほうが少し安く手に入ります。
作り方は簡単で、あらかじめ一人前で生クリームを50mlくらい用意して、好きなだけウニを入れたら混ぜておきます。ある程度粒が残った方が食べる時、ウニの雰囲気が伝わりやすい。
フライパンにオリーブ・オイル、ニンニク少々、香りが出たらクリームを入れ少しだけ温めます。火を入れすぎるとボソボソした状態になりやすいので注意。茹で上がったパスタを入れたら手早く混ぜ合わせて出来上がり。
仕上げで、塩気が足りなければ塩を追加したり、お好みで粉チーズや胡椒を振ってもいいと思います。今回はセリをトッピングに使ってみました。
口の中でホワ~っと広がるウニの風味が嬉しい。ただ、たくさん入れるほど美味しさは増えるし、生ウニの方がかたまり感もあってより美味しいのかもしれませんが、やはりお財布には優しくありません。何度も作るのはためらいますかね。