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2022年3月2日水曜日

アラビアータ


ショート・パスタの一番人気のメニューといえば、おそらくペンネ・アラビアータ Penne all'Arrabbiata。

いやいや、マカロニ・グラタンがあるじゃないか、と思ったあなた。残念賞です。マカロニ自体は確かにショート・パスタの一つではありますが、実は、マカロニ・グラタンはフランス料理の範疇。オーブンで焼いたときに焦げがでるのをグラタンと呼ぶんですね。

アラビアータは「怒り」という意味で、一般的にはおこりんぼう風パスタと呼ばれています。何でかというと、唐辛子を強く効かせて辛さを売りにするから。もちろん、ロング・パスタで調理してもいいんですが、一般的にはショート・パスタ、しかも筒状で両端を斜めにカットしたペンネが使われることが多い。

レシピは、これも基本のペペロンチーノの派生形。

お湯を沸かして、1%の濃度になる量の塩を入れます。一人前のペンネは、ロング・パスタより少な目で60~80g程度が適当らしい。沸騰したらパスタを入れてソース作りをします。

フライパンにオリーブ・オイル。ニンニクを入れたら火をつけて弱火でじっくりと香りを出す。ニンニクが少し狐色になったら、鷹の爪を入れます。ニンニクや鷹の爪の量はお好みです。ここまではほぼペペロンチーノ。

さて、ここで面倒は嫌という場合は、追加の味が付いていないトマトの缶詰でOK。入れたトマトを揚げていくような感じ(フリット)で火を通していきます。今回はフレッシュ・トマトを使いましたので、細かく切って投入し、オイルは少な目でペースト状になるように強火で煮崩していく感じ。当然、トマトの量もお好みで。

その頃にはパスタも茹であがりますので、フライパンに混ぜてソースをしっかり絡めて出来上がり。味見して足りないなら塩を少し追加。

これも、実にシンプル。素材の味だけをしっかりと引き出しただけですが、ストレートにトマトとニンニクと、そしてピリっとする唐辛子の刺激がたまらない一品です。