夏季臨時休診のお知らせ
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2025年7月22日火曜日
スープカレー
カレー? スープ? 一体何だそりゃ、と初めて「スープカレー」という言葉を聞いた時の印象は、あまり良い物ではありませんでした。カレーというのはドロっとしているもんだという固定観念がありますから、簡単には受け入れられない感じだったんです。
それでも、スパイスだけでカレーを作ると、通常のルーを使ったカレーに比べればはるかにドロドロ感は少ないわけで、それならスープカレーというものも作ってみようという気になりました。
ところが、いかんせんスープカレーなるものを食べたことがない。サラサラのカレー味のスープの中に野菜が一杯入っている・・・らしいのですが、作り方にも興味を持ったことが無い。普通のカレーをただ薄めるだけじゃだめだろうくらいのことはわかります。
で、いろいろ調べてみた。
普通のカレーも様々な作り方があり、様々な味わいがあるわけですが、どれが本家本元というのが無いのがカレーの特徴。各料理人がこれが本物だっと思えば、それが決定版になってしまう。
スープカレーも似たような状況にあるようです。北海道札幌市が発祥なのは間違いないのですが、90年代にじわじわと広がり、2000年代に大ブームとなり全国に広がりました。それぞれの店がオリジナルの味を求めて追求した結果、いろいろなレシピが存在するようです。
とりあえず、ネットのレシピの中から、スパイスから作る一番手の込んだ作り方を実践してみました。
カレーペーストを作るところまではセロリ以外は変わったところはありません。3人前程度の量で説明します。
徹底的な飴色タマネギ(大1個)を作り、ニンニク(大さじ1)とショウガ(大さじ1)、そしてトマト缶(200g)、ブレンダーでペースト状にしたセロリ(1/2本程度)を入れて水分を飛ばすように炒めていきます。ターメリック(大さじ1)、コリアンダー(大さじ1)、クミン(大さじ1)、シナモン(少々、)チリパウダー(お好みで)を入れたらしっかり混ぜ合わせカレーペーストが完成します。
水を400mlほど入れて、ここで驚くことに全部を笊にあけて鍋に移すので。固形分はへらでそぐようにしっかりスープを絞り出す感じです。で、残ったカスは使わない!!
鍋のスープには、骨付の鶏肉を入れて煮ます。追加のスパイスとして、煮込むときに八角(1個)、ベイリーフ(1枚)、さとう(小さじ1)、和風だしの素(小さじ1)、ナンプラー(大さじ1)を追加したら、あとは塩で味を調えてスープは出来上がり。
入れる野菜は何でもいいんですけど、ある程度ゴロゴロ感が好まれ、基本的には油で素揚げするらしい。ただし、これには油がたくさん必要なので、やや多めの量で表面が焦げるように焼きました。
今回使ったのは、かぼちゃ、じゃがいも、アスパラ、エリンギ、茄子、レンコン、獅子唐、ニンジンというところ。ヤングコーンも用意していたのにすっかり忘れてしまいました。
実は写真は第2回作品なのです。1回目は・・・正直に言うと失敗だと思います。せっかくの飴色タマネギとかがもったいないので、笊でこさなかったんです。味は問題ありませんが、スープ感がかなり無くなってしまいました。
食べ方の基本は、スプーンでライスをすくったら、そのままスープにつけて食べるということらしい。本当に違和感なく美味しく食べることができました。ただし、かなり材料の種類が多く、工程が複雑で大変でした。これは食べに行った方が良いかもしれません。