2025年12月9日火曜日

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ (2024)

女の子の殺し屋二人組が活躍する人気の映画、その第三弾。

今回は二人に「生きてて良かったぁ~」と言わせる、最強の敵との死闘が描かれます。もちろん、監督・脚本は 阪元裕吾、主演もお馴染みの髙石あかりと伊澤彩織が勤め、豪華ゲストが参戦します。

仕事で宮崎に出張しているのは、殺し屋協会所属の正社員、明るくいい加減で長い黒髪の杉本ちさと(高石あかり)とコミュ障の社会的不適合者で金髪ショートの深川まひろ(伊澤彩織)です。軽く一仕事を終えて、明日はまひろの二十歳の誕生日。やっと酒が飲めるとはしゃぐのも束の間、もう一件、協会の金を横領して逃亡した松浦(かいばしら)の抹殺の指令が下ります。

ところが、現場で松浦を殺そうとしている協会に所属していない「野良」の殺し屋、冬村かえで(池松壮亮)と鉢合わせし、まひろは冬村に倒され松浦も取り逃がしてしまいます。冬村は野良の殺し屋集団「ファーム」の協力で、別の理由で松浦を狙っていたのです。

殺し屋協会は、ベテランの入鹿みなみ(前田敦子)とその相棒である七瀬(大谷主水)を派遣し、4人で冬村と松浦の始末をつけさせることにします。ちさとは先輩として高圧的な入鹿に反発するものの、しぶしぶ任務を遂行することにしますが、松浦を確保するもののまたもや冬村の邪魔が入り、入鹿は足を負傷してしまいました。

冬村は、ファームのメンバーを力で仲間に引き入れ、4人と松浦が潜伏する廃屋を襲撃することにします。

池松壮亮、前田敦子というゲストの参戦で、だいぶストーリーの幅が広がった感じがしますが、やや伊澤彩織のアクションに頼り過ぎというところが目立ちました。ただし、今作ではちさととまひろの友情というか、絆というか、お互い無くてはならない存在であるという面が強調されているのが特徴かもしれません。

とか、例によって難しいことは考える必要はありません。今回も、とにかく笑えてかっこいいシーンがてんこ盛りなので、ただただ楽しめばよい作品です。