2025年12月21日日曜日

数の子


12月も二十日を過ぎると、いよいよ今年のカウントダウン開始という感じで、否が応にも年末の色合いが濃くなってきます。

新しい年を迎えるにあたっては、一応正月らしい料理というのは欠かせない。とは言え、本格的に何かを作るわけでもないのですが、昔ながらの正月らしい食材の一つが「数の子」です。

数の子は、言わずと知れた魚のニシンの魚卵です。ニシンの事を「かど」と呼んでいたものが訛った呼び方らしい。一般に売られているのは「塩数の子」で、保存がきくようになっています。

数の子って美味しい? 正直味はよくわからない。プチプチした食感が楽しいのですが、値段も高いですから、正月以外の時期に食べることはほぼありません。

物価高騰の今年は、スーパーで買うのはやめて、いつもお世話になっているAmazonで探しました。スーパーで見かけるものより小ぶりですが(いわゆる訳あり品)、なんと1kgで5千円台という安いものを購入しました。

これを塩抜きして、薄めの出汁に漬けて食べるわけですが、ポイントは真水で塩を抜かないということ。

少しだけ塩をいれた水につけて数時間ごとに水を数回取り替えます。塩を抜きすぎると苦みが目立ってしまうので注意が必要というのがセオリー。

ただ、塩を抜いた後に塩気のある出汁に漬け直すので、味が濃くなり過ぎないように味見は頻回にした方がよいですね。