ロベルト・シューマン(1810-1856)は、いくつかの交響曲や管弦楽曲を書いていますが、やはりなんといってもピアノ曲。特に有名なのは「ごどもの情景」と「クライスレリアーナ」でしょうか。大ロマンチック大会のショパンよりも、むしろ器楽曲としての芸術性は高いように思うのですが。
そのあたりは結局好みということになりますかね。あまり多くない管弦楽曲の中で、実は小学生の時から大きなインパクトがあった曲が、唯一のピアノ協奏曲。何曲もあってもよさそうなのに、これ1曲。なんでインパクトがあったかというと・・・
そうなんです、ウルトラセブン。
最終回。史上最大の侵略の後編。
けがをして頭に包帯を巻いたダンは、再びウルトラセブンとして出撃しようとしている。それを止めるアンヌ。画面は一転して、きらきら輝くガラス越しに二人のシルエット。
「アンヌ、僕は実は人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだよ。西の空に明けの明星が輝くとき、空に飛んでいく一つの光がある、それが僕なんだよ」
「行かないで、ダン!!」
「行かなくちゃいけないんだよ。アマギ隊員がピンチなんだよ」
アンヌを振り切って、ウルトラアイを装着するダン。そこへアマギ隊員にせまる地中ミサイルのカットバック。ウルトラセブンはぼろぼろになりながらゴース星人の怪獣パンドンと戦う。アンヌが他の隊員のところに駆けつけ叫ぶ。
「ウルトラセブンの正体は、あたし達のダンだったのよ!M78星雲から地球を守る為に遣わされた平和の使者で、自分を犠牲にしてまでこの地球の為に戦ってるんだわ!」
思わず気合いが入って、ここまで一気に書いてしまいました。そらで書いてる自分が恐ろしい感じがしなくもないのですが、まあ、とにかくこの後ろで流れていたのがシューマンのピアノ協奏曲なんですよ。
もう、この選曲のセンスには脱帽です。はまり過ぎです。前のシリーズだったウルトラマンに比べると、スタッフに余裕が出て、ウルトラセブンのシリーズはかなりマニアックな作りが目立ちますが、そこがいまだにうけている理由ですよね。
昨日は久々にこの曲を聴いて、あの場面を思いっきり思い出してしまいました。
2008年7月7日月曜日
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調
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2 comment :
院長、大事な台詞を忘れてますよん。
「人間であろうと 宇宙人であろうとダンはダンなのよ!」
ウルトラセブンと怪獣が戦っていると突然音が消え、花畑がクローズアップされる映像など、忘れられませんね。
人間って何?平和って何?という問いかけが、陳腐じゃなくて、他のヒーローものと一線を画していたように思います。
シューマンのP協は3楽章の冒頭ですよね。
シューマンのP協はアルゲリッチの17歳の映像が一押しです。
ういういしく瑞々しいアルゲリッチさんです。
いとも簡単に、鼻歌みたいに弾いちゃっています。
しかも激速。
おー、そうでした。
最近のウルトラマン映画ではダンとアンヌは結婚していたらしいですね。
ちなみに最終回、アマギ隊員にせまる地中ミサイルは、実はサンダーバードの地中タンクのプラモデルだったんですよね。今なら著作権侵害ものですよね。
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