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2009年4月29日水曜日

Brahms Complete Works

クラシック音楽デフレも相当な物で、だから自分のような者には助かるわけです。

もともと名盤とか言われていた演奏が廉価盤専門レーベルにライセンス供与されて限定枚数で安くなるのは当たり前。ところが、クラシック音楽のレーベルとしては老舗で、現在でも最強のグラモフォンが自らの廉価盤を出すと、そこには"超"のつく名盤が目白押しですから、注目度は俄然高くなります。

そんなわけで、突然売り出されたのがこれ、ブラームスの大全集。もっとも、完全な全集ではなく、多少ははしょってありますが、ブラームスのほぼ全てがこの1セットで揃ってしまうと言えます。自分のようにブラームスが大好きというほどではない者にはちょうどいい。

クラシックの3Bといえば、バッハ(J.S.Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)、そしてブラームス(Brahms)となるわけですが、ブラームスはよく難しいと言われ、モーツアルトのような取っつきやすくがなく、ごつごつした無骨な玄人好みという印象があります。

実際、自分もあまり好みとは言えなかったので、値段に引かれたオピッツのピアノ独奏曲全集の1セットしか持っていませんでした。室内楽のセットも幾度となく探してみましたが、どうしても購入する決断がつかずにここまできていたのです。

ところがこのセットはCD46枚組というのに13,010円。HMVのマルチバイを利用すれば、なんと8,457円という驚きの価格で購入できます。しかもポイントも考慮すると、さらに840円値引きして実質7617円です。1枚当たり166円という、100円ショップも驚く値段。

これでカラヤンの交響曲全集、ポリーニのピアノ協奏曲、ムターのバイオリン協奏曲、アバドのセレナーデ、アマデウス四重奏団の室内楽いろいろ、ケンプらのピアノ曲など、簡単に揃ってしまいます。フィッシャー=ディースカウを中心にした歌曲物も18枚にわたって収録されているという、いたれりつくせりのセットなのです。

ほんとかどうか完全限定となっている以上、自分のようにもともとほとんどブラームスを持っていない者としては有無を言わさず買わざるを得ない。

あ~、また聴く時間も無いのにこんなものを買ってといわれてしまいそうです(誰に?)が、現在唯一の道楽なもんで許してください。ハイドンの交響曲を聴き終わって、何とか6月中には聴き始めたいと思うわけです。