2007年11月22日木曜日

怪奇大作戦


何故か、うちの長女が怪奇大作戦のDVDを借りてくるので、ふんっといいつつも、思わず見入ってしまうのでした。

もちろん、あなたは知っていますね。1968年というと、東京オリンピックの4年後、つまりメキシコオリンピックの年にTV放送されたんですね。ウルトラQが1965年、ウルトラマンが1966年ですから、その次のウルトラセブンと帰ってきたウルトラマンの間に円谷プロが作っていたということでしょうか。

怪獣は出てきません。どちらかというと、怪奇的な題材を使って人間の心理をえぐるドラマ!! というとかっこつけすぎですかね。SRI(Science Research Institute)が不思議な怪奇現象の謎に挑むわけで、隊員は岸田森、松山省二、勝呂誉などがいます。警察のレギュラーは科学特捜隊のキャップ、円谷ものには欠かせない小林昭二。

まぁ、30分ものですから、かなり話の展開は早く、「なぜ、どうして」などと考えていてはいけません。ストーリーはそんなわけで、ちゃちいのですが、そこらじゅうに出てくる40年前の東京の景色が、とにかく生唾ごっくんものです。都電が走っていたのは、実体験としてしっていますが、あらためて動いている映像を見ると三丁目どころではありません。映画のセットじゃありませんよ。モノホンですよ。
あっ、高樹町だ、渋谷だ、ハチ公だ。銀座だ、新橋だ。とにかくこれが昭和の東京ですよ。

今見ている「こうもり男」は競技場の真ん中に追いつめられると、空に飛びあがって逃げていきました。