2007年11月11日日曜日

おかずは一つでも十分

本日はポッキーの日、という話題は昨日終わりまして、今日は長男の誕生日です。
自分は医者ですから、患者さんに病気の説明をしたり、時にはけっこうつらい宣告をすることもあります。今までに、逆の立場になったことは、ただ一度だけです。それは長男が生まれてからのことでした。

生後数日から高熱を出して、髄膜炎だろうということで、主治医に呼ばれました。小児科の先生いわく、「生存は難しい。覚悟をしておくように」とのことでした。医者としては5年目でしたから、どういう状態かは容易に理解できます。医学的な質問もしようと思えばできたと思いますが、ほとんど頭は真っ白になりました。いくら、医者でも冷静に聞くことはできませんし、すぐに理解することもできません。

幸い、数日後に容態は好転し、無事に退院。本当にありがとうございました。

さて、そんな長男の誕生日のごちそうは、実は昨日のうちにすませてしまいました。土曜日の方が盛り上がりやすいという、親の勝手な理由からです。

「何食べたい?」答えは予想通り「寿司!!」
食べに行くとビールが飲めないという、またもや親の勝手な理由によって、小僧寿司買い放題ということで手を打ちまして、昨夜は食卓にならばないほどの小僧寿司で、彼は大満足だったのです。あまりの量にさすがに、写真をとってお見せするのは恥ずかしく、勘弁させていただきます。

では、今夜は、うってかわって地味~な食卓です。昨夜の寿司のせいで、みんなお腹がすかず、まったりとしていたので、なんとおかずは煮物一品。

中身は鶏肉、蓮根、牛蒡、里芋、大根、蒟蒻、鶉卵、椎茸、筍、昆布、厚揚、絹サヤなどで、味付けはお酒、塩、砂糖、醤油だけといういたってシンプルなもの。煮崩れさせたくないので、午後4時くらいから、沸騰しては火を消すという作業を15分くらいごとに繰り返しました。

それでも、どばーっと食いつくす連中です。煮物一つでバリバリご飯を食べて、またもや満腹となっております。