2008年11月24日月曜日

食わず嫌い

先週からだいぶ朝の寒さが増してきて、自宅近くの街路樹の銀杏が急速に黄色くなりました。

2週間ほど前に大学の外来をするのに青山の神宮外苑を通ったときには、銀杏はまだまだ緑色が鮮やかで、今年は夏が長かったせいか、季節も秋を楽しむゆとりがなく冬支度をしているような感じです。

表参道の原宿駅近くにも銀杏の大木があって、秋になるとギンナンがたくさん道に落ちてきます。これを車や行き交う人々が踏みつけて歩いていくので、臭いこと臭いこと。

こどもの時のそういう体験が身に染みこんでしまったせいか、どうも自分はギンナンが苦手なのです。火にあぶって食べるとおいしいと言われますが、どうも潰れて臭気を発するものであって食べ物という感覚がわきません。

同じようなものは他にもあります。やはり、近くに石榴の木があって、実が道路に落ちてぐしゃぐしゃ。ですから、あれを食べれるというのは信じられません。さすが、一般的な食品ではないので困ることはありません。

ところが、けっこう大人になるまで食べることができなかった物が、もう一つあります。イクラです。今でも、特に好きではありません。あれば食べますけど、好きこのんで口にはいれない物の一つです。

何でかというと、こどもの時に父親に連れられて鱒釣りに行ったんでが、その時餌として渡されたのがイクラ。以来イクラは魚の餌という認識になってしまったんです。

高級食材の一つとして、みんなが有り難がって食べているのが信じられませんでした。