エトセトラ・・・じゃない、高速道路の、そう、料金所のやつ。
ETCとは、Electronic Toll Collection System というわけで、もともとネーミングからして高速道路の料金をしっかりとるためのシステムと考えていいんでしょうね。
でも、自分の勘違いでなければ、ETCを普及させるための説明として、最も言われていたのがNon Stopで料金所を通り抜けることができるので渋滞にならないというものだったと思います。料金所で止まらずにいけるということは、料金所渋滞の緩和には大きな意味があることは間違いありません。
かつての通勤ラッシュで、改札での大行列が、今の立ち止まることのない自動改札になって激減したことはNHKのプロジェクトXでも紹介されていましたよね。
実際、高速道路では事故が起きたわけでもないのに、坂道などでちょっとスピードが落ちただけでもそこから渋滞が発生するのです。
そういう意味ではETCシステムは救世主のように思われました。最近はやっとゲートも増えてきましたが、東名高速道路の東京料金所(用賀)では、ETCレーンは下りは1/2で、のぼりは1/3です。
川崎インターの出口は専用レーンは1つだけ。なかば半強制的にETCを普及させようとしていた割には、利用者への普及に比べて道路の整備がいまいちと思うのは自分だけではないのではありませんか。
そのETCが今週から、ゲートの開閉までの時間をおそくしたそうです。今までは車に設置したETC装置を感知したからゲートが開くまで0.5秒。これが1秒になったそうですが、これによってますますノンストップという大義名分はさらに薄れてしまったのではないでしょうか。
遅くなれば、ますますブレーキを踏むことが増える。かえって運転手の不安とイライラを助長すると思います。実際のところゲートの破損を防ぎたいというのが本音なんでしょうね。
ますますノンストップではなくなって、料金所渋滞はまだまだ続きそうだし、遅くなってますますゲートを破壊する車が増えそうな気がします。