ケニアでライオンが絶滅する!!
と言う、衝撃的な話。人間にあまりなじみのない動物が絶滅危惧種として話題になることはよくありますが、ライオンと言えば百獣の王と呼ばれ、動物園でも一番人気の動物のひとつであるわけです。
そんな大変身近な動物であるライオンが絶滅するというのは、随分とショッキングな話です。70年代には数万頭いたのが今では数千頭。毎年100頭ずつ減少しており、20年後には絶滅する危険があるというのです。
理由は、気候変動・生息地の破壊・病気・人間の手で殺されていることなどがあげられていますが、やはりその主なものは人為的なものと言われています。人間の繁栄は、その代価として多くの物を払っているわけです。
絶滅危惧種のリストはレッドリストと呼ばれ、国際自然保護連合によって調査・作成されています。ただ、Web siteは見づらいですね。最初から目当ての動物が決まっていないと情報が得にくい。
そこで、NGOのWWF(World Wildlife Fund)のHPがわかりやすい。WWFのレッドリストのページを見ていると、ライオンに限らず、本当に驚くほどたくさんの生物に危機が迫っているんですね。
国内でもトキは有名ですが、ワシ・タカ・ハヤブサなどの空を駆け抜ける力強いイメージのある鳥もかなりあげられています。
ライオンやトラにしても、いずれも他の動物を補食して生きていく食物連鎖の上位にいる動物です。人間が直接ハントしている部分もあるのでしょうが、それより餌となっている小動物の減少が問題なんでしょうね。
自分は人間ですから、人類の繁栄の恩恵をたくさんもらっているわけで、どちらかというと加害者側の立場にあります。あらためてこういうリストを見てみると、いろいろと考え込んでしまうのでした。