今年の夏は例年と違って・・・、いや、この何年かは毎年違うように思います。
地球温暖化の影響とかがよく取りざたされていますが、昔よりいろいろ研究が進んで、最新の機器が導入されているにもかかわらず、天気予報の精度が上がったという印象がありません。
でも、それだけでも無いのでしょう。人間が、まるで地球の支配者として君臨してから、欲望を満たすために地球環境を変えてきたことのつけが、いよいよ回ってきているような感じです。
地球のあちこちが膿んで腫れ上がり、ついに爆発し始めたと思うのは考えすぎでしょうか。地球環境の変化は、おそらく化石燃料の採取により加速され、使用により増大しています。さらに、そこに核エネルギーをもてあまして悪化の一途をたどっている。
どんなにECOを叫んでみても、これらのエネルギーの恩恵をまったく捨て去ることは不可能でしょう。まだ、宇宙空間に人類を移民させるだけの技術はありません。となると、人類はこの地球上で自己解決しなければならないわけです。
おそらく、個人ができることを少しずつなどという悠長なことを言っている時間はありません。未来につけを回すのではなく、今できることは最大限大胆に実行していかないと、人類そのものの歴史に終止符を打つことになりかねない状況かもしれないのです。
さて、今年の夏が夏らしくないと書こうとしたら、随分と大げさな前置きになってしまいました。今年の夏を忘れないためのいくつかの覚え書きをしておきましょう。
誰もが天文学者と化した、皆既日食から夏はスタートした感じがします。結局、天気がいまいちでちゃんと見ることができた方はごくわずか。馬鹿売れした日食メガネ・・・どうなるんでしょう。
最大のトピックスは政治。衆議院議員選挙が最大の話題であることに異論を唱える方はいないでしょう。結果は・・・明日のお楽しみ。日本にとって、戦後の枠組みがついに変わるかもしれません。
経済は個人のレベルでは、まだまだ景気回復とはとても言い難い。政府は景気は回復してきたと言うのですが、それはあくまで大企業の話であって庶民感覚とはほど遠い。実際に、失業率は上がり続けている。
そして、新型インフルエンザの流行拡大は通常の医学の常識を越えてしまいました。まだまだ、医療機関側の準備としては、全国規模の患者発生に対応できる状況にはないと思います。とにかくあわてず騒がす、冷静に行動するしかありません。
そして、時には政治も裏にまわるほど大きな話題になったのが芸能人の薬物事件。最もダーティなイメージから遠い女優が、覚醒剤使用の常習者であったことは、ファンならずもショッキングでした。またもう一人男性タレントの場合は、死者が出ている点で世間の驚きは大きかったわけです。
スポーツでは、石川遼全英に続いて全米に出場し、はじめて海外で予選突破。水泳の水着問題。ベルリンの世界陸上。そして、オリンピックの東京誘致問題などでしょうか。
さて、個人的には、虫歯爆発により、医者として初めて診療中止。さらにお盆休みは歯科治療に専念というのが最大のニュース。なんとも情けない。
とにかく、もうすぐ9月。一夏のいろいろを整理して、新たな季節に向けてさらにがんばるしかありません。