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2009年8月31日月曜日

政権交代

今回の選挙は、自分を含めて期日前投票を行った人が有権者の13.4%で、だいたい1400万人。夕方6時の時点での投票率はおよそ50%となっていて、併せて63%となりました。最終的には現行のやり方では69.28%で過去最高となったということです。

比較的高い投票率と言われていて、有権者の関心が高かったことを示しています。自民への不満・民主への不安と言われていましたが、少なくとも自民党に対する日本全体からの不満のうっ積はが相当な物で、それが投票行動に反映したことは間違いありません。

もっとも、世界の中で見れば、まだまだ投票率の低さは目に余る物があります。最近、大統領選挙を行ったアフガニスタンは自爆テロに遭うかも知れないという命がけで投票にいくような環境でした。

もちろん、それが正常であるわけはありませんが、自由民主党の一党支配が長期間続いた日本では、選挙に対する国民の期待が次第に薄れてしまったのは事実だろうと思います。

選挙結果については、今さらここに書くまでもありません。開票が始まって1時間もたたないうちに、民主党の過半数越えがほぼ確定というもの凄い勢いでした。

小選挙区では野田聖子、山崎拓、片山さつき、町村信孝、太田誠一、笹川尭、中川昭一、海部俊樹、堀内光雄、丹羽雄哉、佐藤ゆかり、伊吹文明、武部勤、与謝野馨、小池百合子、太田昭宏、北側一雄、冬柴鉄三・・・などの現職大臣や与党幹部の各氏は落選。

民主党308議席、自由民主党119議席、公明党21議席、社民党7議席、共産党9議席。

特に自分が注目したのは、公明党。小選挙区では0ということ。連立していても与党としての存在価値を感じることができなかったということでしょうか。事実上の不必要な政党と認識されたようなものです。

第2の公明党を目指した幸福実現党は代表からすべて落選。

個人として小選挙区でNOを突きつけられた候補者が、比例で復活するという今の制度そのものにも疑問を感じますけどね。

下馬評通りと言えばそれまでですが、民主党の責任は本当に大きい。本来は2大政党でそれぞれ200前後の議席を持って拮抗しているような状態が望ましいのでしょう。

今回の結果は、国民のとにかく民主に一度やらせてみよう、という気持ちが反映しているわけですが、庶民はもう待ったなしの状態になっているわけで、そうそう長く待つことはできません。

しばらくは、いろいろなことでがまんが必要と頭ではわかっていても、現実がなかなか許してくれません。そんなことは、当然わかっていることでしょうが、ある意味大変な時期に政権を取ったかもしれません。

とにかくお手並み拝見。日本がこれからどうなっていくのか。与党でも、野党でも政治家の方々の手腕にかかっています。