コーヒーというのは・・・・まぁ、そんな偉そうに言うほどのことではないのですが。牛乳が入っていて、砂糖も一杯。要するにコーヒー牛乳がコーヒーだと思っていませんでしたか。
いや、まぁ、自分だけかも知れませんけどね。ですから、ミルク無し・砂糖無しなんてのはあり得ないわけで、高校生の時とか喫茶店に入って、いっぱしにコーヒーを注文してもミルク・砂糖はたっぷり入れていたわけです。
今は・・・ブラックでしか飲みません。缶コーヒーしか無いときは、やむを得ずミルク・砂糖入りを飲むことはありますけど、豆からだろうと、インスタントだろうと、コーヒーをいれて飲むときは絶対ブラック。
いつからかというと、大学に入った時から。
入学してすぐの泊まりがけオリエンテーションで、いろいろな先生がいろいろな話をしていくわけです。ほとんどは右から左で、覚えちゃいません。ただ、当時の付属病院長の話だけは、忘れもしません。
病院長はもうすでに亡くなられた五島雄一郎先生という方。循環器内科の大家で、飲食物の中に塩や砂糖がどのくらい入っていて、どんだけ健康に悪いかという話を聞かされました。この先生はモーツァルトの病気とか、妙にメディア的にも楽しい話が得意でした。
当時、まだまだ純朴な青年だった自分は「せっかくいい話を聞いたのだから、ひとつくらい実践してみよう」と思ったわけです。以来、コーヒーと紅茶には、余計な物は入れなくなりました。
そうしてみると、コーヒーでも紅茶でも、いかに元の味を消していたかわかりました。つまり、飲み物の香りを楽しむことの美味しさに気が付いたわけです。
2週間続く定期試験の間はインスタントコーヒーが手放せません。机の横にイトーヨーカドー・ブランドの200gをおいて、毎日何杯も飲んでいたので、1本では足りませんでした。
いまだに胃だけは丈夫なのか、コーヒーを飲み過ぎて痛くなったことはありませんし、眠れなくなったこともありません。
今でも、毎日朝は2杯、余裕があると3杯は飲んで仕事に向かうのです。
ちなみに故五島先生は、学食でそばを食べるのが好きだったようで、いつも汁をしっかり飲み干しているんで有名だったのでした・・・(んっ??)