寒いですねぇ。雪でも降りそうな感じです。この時期は天気が悪い。
今週末は大学入試を目指す人にとっては、センター試験があるわけで、この頃は毎年雪で受験生が大変な思いすることが多い。
自分が受験をしたのは・・・もう、かれこれ30年以上前の話。当時は、国立は一期校と二期校に分かれていた時代の最期の年でした。まぁ、現役で合格できなかった自分は、さらに翌年共通一次試験最初の年を迎えることになるわけです。
そのころ親から医学部を受験しろと言われて猛反発していたので、高校三年生の秋まで文系で行くんだといきがっていました。勉強していたのも地理とか歴史なんかの医学部受験とは関係ない科目ばかり。
当時は私立の雄である慶應義塾は倍率40倍を超える難関で、とても合格するわけはないので、現役でしか洒落で受験できないとか言っていました。実際自分が入学した東海大学でさえ20倍で、こりゃ大変だと思っていました。
まぁ、当然のように、楽しい浪人生活に突入したわけです。代○木ゼ○ナ○ルを学びの場所にして、朝でかけていきました。昼からは渋谷の繁華街まで歩いて行って、道玄坂の百軒店にあったジャズ喫茶に場所を変えていました。
そこで、数枚のレコードをリクエストして、一杯のコーヒーで数時間ねばってから家に帰るというのが日課。受験の勉強もしましたが、ジャズのいろいろなアルバムを聴いて、なんとなく大人に近づいたような錯覚をしていたのかもしれません。
今から考えると、随分と時間を無駄に費やしていたのかも知れません。親にも心配をかけたんでしょうね。それから考えれば、今の受験生の方がよほど真面目なものです。
成人式というのも、ですからまったく記憶にない。当然出席してませんし、案内があったのかどうかすら覚えていません。
ですから、大学に入学できてからはこれ以上時間を無駄にするわけにはいかないという気持ちで勉強しました。医学部6年間のなかで数回の再試験の経験はありますが、最期の国家試験までノンストップで駆け抜けたと思います。
とにかく大学受験の季節になると、真面目でなかった浪人時代を思い出して、今の受験生にエールを送りたい気持ちになります。