はい、こんばんわ。亜沙郎です。今日から2010年の診療を開始しました。年末年始は丸々休んだ日がなかったので、大晦日のハイ・テンションのまま新年を迎えた感じです。
それはともかく、今年の初日のしょっぱなから、懐かしい患者さんがいらっしゃってこっちは嬉しいわけでした。もっとも患者さんにとっては、医者に行くというのは嬉しいわけがないのです。
つくづく医者なんて他人の不幸で飯を食っているみたいなところがあると思います。患者さんは辛いところがあるから来院するわけで、それをうれしがっているとは情けない。
でも、とりあえず辛いところを除けば、まあ「元気だった」ということがわかるのは、やっぱり嬉しいことです。
そんなわけで、再初診の患者さんというのは、自分を選んでわざわざ来てくれるわけですから大切です。初診の方は、もちろん選んで来る方もいますが、多くは「家や職場の近くだったから」とか「たまたま通りかかって」という理由が多い。
大学病院に通う患者さんは、もちろん有名な先生を選んでいく方もいるでしょうが、大多数は医者ではなく大学のブランド力を選択理由にしているわけです。
医者個人を選んでもらうことの意味は大変大きいと考えます。そこから医者と患者さんの信頼関係がスタートするわけですから。
横浜市都筑区は若い街ですから、インターネットでしっかり調べて来院する方も多い。自分がインターネットに公表している部分というのは、正直言ってほとんど飾りはないつもりですが、実際来てみてがっかりされる方もいるかもしれません。
その点、再初診の方には、自分や自分のクリニックはわかっているわけですから、そのような方の信頼を裏切るわけにはいきません。
できれば、ここでできる最大限の治療で辛いところが消えてもらえるようにしたいと思いますが、残念なことにクリニックでできることには限りがあります。そこを、しっかりと近辺の病院と連携をとって補うことが大切です。
あらためて、自分のできる医療サービスとできないサービスを自覚しないといけないと思います。それが、初診の方が再診してくれる、そして新たな問題が出たときに再初診してくれるためのボインなんだと思うわけです。