2010年4月28日水曜日

医療法人設立メモ

今日は雨・・・それも横殴り・・・ということで、患者さんは少ないだろうと思うでしょう。確かに少なかったのですが、初診の方だけはぽっつんぽっつんとつながり、とりあえずず~っと診察は続きました。

そうこうしているうちに、そろそろ午前中も終わろうかというころに何となくバタバタして、結局午前中の終了時間を30分くらい過ぎてしまいました。すぐに電子カルテメーカーに電話をして、プログラムのアップデートをリモートで始めてもらいました。

と、同時に税理士さんが来ていたので、すぐに月次報告にかかりました。さらに税理士事務所の親分も合流して、医療法人設立のための相談。昼ごはんをとる暇もなく昼休みは終了です。まぁ、自分のことですから文句は言えません。

午後も患者さんは多くはありませんが、何となく診察が続いて・・・まぁ明日は休みだから、よしとしましょう。って、連休になるから明日はレセプトをやりにクリニックに朝からいかないとなぁ。

医療法人を設立するときのメモというのも、ちょっと書いておくことにします。

そもそも、なんで医療法人にするんだということですよね。ぶっちゃけ、当然税金対策という側面があることは否めません。個人の所得税の最高は50%なのに対して、法人税は少ないし必要な設備拡充などで利益分を効率的に使用していけば税金はゼロに近づけることもかのうだということです。

もちろん、うまい話ばかりではなく、それに伴ういろいろな足かせも増えます。自由気ままに経営するわけにはいきません。法人を解散する場合には、残っている資産は国に取り上げられてしまいます。

医療法人は支店を出すことができます。自分はまだそんなことを考える余裕なんてありませんが、知人にはいくつもクリニックを開いて成功している物もいたりします。まぁ、そこまではいいとして、例えば将来を考えて在宅関係の仕事に広げていくというのも一つの考え方かもしれません。

うちの場合は、まだまだ手を広げるような余裕はありませんから、今のクリニックを充実させていくだけで精一杯ですけど、いろいろな選択肢を残しておくということは重要です。

今年度は5月中旬が最初の申請の締め切りです。ここで出さないと、次回は11月。うちの場合は、ほとんどのぼう大な書類の用意は税理士事務所が行ってくれるので、本当に助かります。もっとも、とても個人ではどうにもできないくらいの資料を用意しないといけません。

まず決めないといけないのは名称。漢字3文字で、○○会というのが推奨されているようですが、同名の法人がなければなんでも可能のようです。次に役員を決めておかないといけない。理事長を含む3人以上の理事と、一人の監事が必要です。監事は少なくとも他人でないといけない。

この辺を引き受けてくれる方がいるかというのが、けっこう大変ですよね。とりあえず、あまりゆっくりもしていられない。診療時間以外では、ばたばたするのはしょうがありません。